知識欲を満たす跳び箱

ゴミ箱である.覚書,備忘録とも言う.

拡張ピアス

先日耳たぶのピアスを拡張した.それも両耳である.どちらも薬局に売っているピアッサーで開けた穴であり,小さい穴であった.正確なゲージはわからないが,インターネットで調べる限り,一般のピアッサーのゲージは18Gか16Gが主流のようである.よって,自分の耳の穴もどちらかのサイズに開いていたのであろう.拡張ピアス自体に憧れはあった.両耳に一つだけ大きいピアスが開いているのはかっこいいと思う.耳に大きな存在感があるため,多少奇抜な格好とも相性がいい.バランスがとりやすいのである.現在バイトをしていないため,バイトをしていないからこそできることをしたかった.それがピアスの拡張である.正直勢いで決めたところはあった.

少し調べてみるとエキスパンダー(ピアスを拡張する器具)は案外安くで売っているらしい.アマゾンで1700円程度だった.

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B06XV9HT5L/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1

これはもうやるしかない.どこから湧いてきたかわからない気力に満ちていた.注文の20時間後に品物は届いた.便利な世の中だ.2mm(12G)が最低のサイズだったため,それで開けることにした.実際はもう少し段階を踏んで拡張すると痛みもなくスムーズにいくらしい.調べているといきなり4mm(6G)での拡張をしている人もいたため,2mm(12G)程度なら大丈夫だろうと楽観的な気持ちで拡張へ臨んだ.皮膚科でもらった軟膏をべったりとつけた.まずは右耳である.こちらは開けて2か月程度と日は浅く,まだ未熟なホールだった.途中まではすんなり入り,痛みはないかと思ったが,動かなくなった.同時にこれからが拡張なんだなと覚悟をして痛みに耐えながら10秒ほど押し込んだところなんとか入れることができた.想像していたよりは痛みは小さいものだった.軟骨を開けるときに掻いた汗の方がよほど多かった.これならいけると感じながら次は左耳である.こちらは開けて3年ほどたつのですんなりはいるという自信があった.当然一瞬で入り,痛みも感じなかった.ここで欲を出すのが自分の性分である.3mm(8G)のパッケージを手に取り意気揚々と耳に突っ込んだ.当然途中から動かなくなった.しかも右耳で感じていたよりも多く動かないな感がある.結局,40分ほどかかって入れることに成功した.最後の方は半ばやけくそである.頼む入ってくれの祈りを3回繰り返した.ここまで苦労した甲斐もあって,やり遂げた後はすがすがしい気持ちで満ちていた.

以上が体験談である.今後はいい感じのピアスを探し,それに向けた拡張をしていきたい.個人的に,10mm(00G)まで拡張してしまうと傷が一生残りそうなので少し怖いものがある.今現在10mm(00G)になっても後悔はないどころがうれしい気持ちの方が勝つだろうが,それが10年後にも続いているとは考えづらいものがある.でっかいキャプティブビーズリングを耳たぶに一つってのがかっこいいと思う.目指していきたい.