知識欲を満たす跳び箱

ゴミ箱である.覚書,備忘録とも言う.

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宇宙産業に従事している人間は1万人弱.自動車産業の550万人(

https://www.sangiin.go.jp/japanese/annai/chousa/rippou_chousa/backnumber/2016pdf/20160701135.pdf  ,2014年調べ)に比較するとかなり少ないことがわかる.航空宇宙工学を専攻する学生は毎年2400名程度なのに対して宇宙産業に就職する学生はその14%程度である.主な原因としては金銭的な魅力不足,業界自体の仕事不足によるものである.そもそも産業自体が発展途上であり,研究段階の仕事が多いのが原因であると思う.研究に予算を割くモチベーションは少ない(人々に夢を与える?人類の起源を探す?未知の物質を探す?)であろうし,コロナでますます減速していきそうな気がする.研究分野が広すぎるからなかなか学問が発展せず,宇宙で儲かるビジョンが見えにくいから民間企業が参入せず,国が主導である立ち位置はしばらく崩れそうにない.

米国やロシアでは宇宙産業は主要な産業として位置づけられていることを鑑みるに,宇宙産業に行きたいなら外国語の習得が必要であると感じた.たとえその場に就職するしないにかかわらず技術の知識は海を越えた先である.

日本のベンチャー企業はいくつかあるが,どれも将来的に化けるとは思えない.就職するなら研究機関か大手メーカーがよい気がする.もう少し産業が発展してきたら民間に行くのがいいのだろうな.宇宙産業は儲けに直結しにくいので,結果的に国が税金で抱えるか,お金に余裕がある大手企業が抱えるか,の構造になっている.

 

ロマン的には宇宙分野にいきたいのは間違いないが,手放しでほめることができる分野ではなさそうだ.俺は就職に何を求めているのだろう.この仕事をしててすごいと言われたいからその分野にいくのか?達成感であったり現在の分野への興味であったり将来の安定した生活であったりを求めているのは間違いないのだが