知識欲を満たす跳び箱

ゴミ箱である.覚書,備忘録とも言う.

虫は苦手だ.原因は生理的嫌悪感にからくる苦手意識である,とこの前ネットを探していたらでてきた.異種である虫,足が6本であったり体の胴体部分がわかれていたりする部分が嫌悪感を催させる原因なのだと.確かにそう理解できる.直感的にそうだと感じる.だが,自分の中ではまた違う苦手となる要因があるようにと思う.それは,簡単に殺すことができるということだ.俺が触ることで,つぶしてしまったらどうしよう.もし無意味に殺してしまったら.殺した責任をとることはできるのか.そんなことを考えてしまって,触ることができずに苦手意識を抱えている.自意識過剰だということはわかっている.食卓に並ぶ食物はほとんどが生命を奪われることによって供給されている.こんなものは自分のエゴだ.自分の手を汚したくないだけである.だが,割り切ることができない自分がいる.厄介ではあるがこればっかりはやすやすと変わるものではない.きっと虫を殺すことにためらいもない環境にいれば別なのだろう.しかし,今のところ虫が生きていようが死んでいようがどちらでもよいという環境である.虫を殺すことに責任を感じ続けていくしかない.

そんなことを,スケボーを入れる袋についていたカマキリの卵を剥がしているときに思った.スケボーの袋は外に出しっぱなしにするべきではないし,カマキリの卵は意外と強くくっつくということを今日は学んだ.