知識欲を満たす跳び箱

ゴミ箱である.覚書,備忘録とも言う.

完璧な人間になろうとしていた.勉強もできるし見た目もいいし性格も非の打ち所がない.そんな自分になりたくてずっと努力していた.でもなれない.全くもって理想とは程遠い自分がいた.現実と理想の差は自分の首を絞めていく.窒息しそうな息苦しさのなかで生きていた.息が止まるすんでのところで人に相談することができた.すると人は完璧じゃなくていいといわれた.完璧じゃない方が人間味があって魅力的だと.それを言われても少し懐疑的ではある.完璧じゃなくてもいいのか?完璧を目指さない人間に存在価値はあるのか?こんな人間に?

答えは全然わからない.でも窒息しそうになってたことを鑑みると自分には身の丈のあっていない完璧さだったのかもしれない.完璧であることを示すために,人には全く弱音を吐けなかった.弱い人間の癖に.そんなものだから死にたいと思う日もいっぱいあった.ここを飛んだら楽になるのだろうか.煩わしさから解放されるのだろうか.

不完全の方が最適ということがあるのが教訓である.これを機にもっと楽に生きられたらいいが.