知識欲を満たす跳び箱

ゴミ箱である.覚書,備忘録とも言う.

他人と話すことによって,自分の輪郭を再認識できる.否定せずに驚いてくれる人が,心地良い.自分の価値をマイノリティに所属していることにおいている.見た目からすると意外,理系なのに意外.どっちの分野でも意外性を感じてもらおうとしている.打算的だ.自分が周りに勝てない事実はどうしても嫌,かといって,勝てる自信もない.相手が知らないであろう,俺が勝てるであろう分野をしゃべることによって,ある種の心地良さを感じている.

俺は自分より詳しい,よりなじんでいる人に引け目を感じる.結局俺がそのコンテンツに入り浸っているのは,コンテンツを好きな気持ちよりも,これを好きな自分を好きな気持ちが大きいからだ.真似事をしてるだけじゃないかと,指摘されるのが怖い.すごい人と話していると,つまらない,おもしろくない人間だと思われないように,自分を隠してしまう.

 

 

ある程度影響力がある人(ここではその人の話を他の根拠を調べずに信用する人が複数人観測できる人のこととする)は,専門性の必要な事柄に対して自分で納得・確認した知識がないまま意見をするべきではない.専門性が必要な事柄は,小中学校の教育課程に含まれていないものとする.個人的に,影響力がある人(アーティストなど)のよく調べていないことが分かる政治的発言や,自然科学に関する発言には思うところがある.自分で確固たる情報源を調べたわけでもなく受け売りでの批判は正鵠を得ていないことが多い.意見における間違いが悪いわけではない.誰でも最初は間違うし,間違えることによって理解が深まることも大いにある.そもそも正しさが明確に定義できない場合もある.問題は,影響力がある点である.ある問題について,自主的に調べることをせずに,自分が尊敬している人間が情報を流していたら,その情報を信用したくならないだろうか.情報は,然るべき場所から引き出して,自分で判断するべきである.

専門性が必要な問題において,その分野を勉強していない素人は,何が問題かを理解するのも難しい場合が多いと経験的に感じている.所詮自分は工学の分野しか知らないが.

 

結局ただの当たり前の話.久しぶりに書くとまとめるのも,論理的に書くのも難しい.前よりは衰えたように感じる.勘が戻ってないだけか?

もう5月も半分や.当初の予定では5月中にフーリエラプラス力学熱力学線形代数の足りないところと英語をちょくちょくやるって感じにしてたけど,力学と英語しかやってねえ.力学は思ってたより足りないところが多すぎた.回転運動あたりの話はそもそも手も付けてないし.ここ10年ぐらいでてないからいいかなって思っとるけどほんまに大丈夫かな.そこそこ時間はかけて問題集解いたけどあまり入ってる気がしない.分からへん問題は答えうつしてるぐらいのノリでやってる.結果としてモチベが下がってもうた.もっと実戦を想定してやらなあかんのやろうけど,ずっとそれやとそれはそれで続かんのよなー.ベクトル解析辺り勉強したしいけるやろ!て思ってたけど回転運動あたりきっつい.小手先の解き方だけ覚えてもしゃあないことが身に沁みます….多分線形代数の基底・内積外積あたりの理解度が甘い.少なくとも過去問みてこの辺の方程式たてるんやろなーぐらいは思いつくようになりたいな.今は見ても現象自体が頭に入ってこんしな.ラプラスはちょっとだけ手を付けたけど,そもそもそんないるんかなこれ.今までの見ても割と基本的なことばっか聞きよるし演習大学院入試問題が解けるぐらいの理解度はいらんと思うんよなー.英語はなかなか進まんけどやるしかない.毎日3時間ぐらいやっても進度がすくねえわ.単語100個と文法本ちょっとかリスニングちょっと.正直もうちょっと進んでてほしいけど進まんのよなぁ.やらんと進捗0でできるようになるわけもないんやけど.

てか理解度が低いのも割と問題やけど真面目にやばいのが英書.あと35ページぐらいあるけどまだ2ページ分しかスライド作ってへん.あのおっちゃんに相談するのだるいにしてもぼちぼちやらなやばいやろこれ.いやちゃんと読もう.わからなかったら先輩にちゃんと質問しよう.わからなさすぎてモチベ全然湧かんかったな.流体しらんことめっちゃあるのに検索かけても出てこーへんし,教授に聞くのもいろいろ言われてめんどくさいし.あと自大の院の勉強2週間前でいけるやろってゆってるけどこれも大丈夫かなって感じする.流体熱力数学力学は2週前でも間に合うかなって思ってるけど問題は材力と材料.大学来てから全然勉強してへん.うんまぁでも今は力学とかかなぁ.

あと半分やけどなにしよかな.英書と線形代数と熱力とフーリエかなー.あと力学をある程度強くしたい.多分今過去問解いてもうまくいって部分点貰って5割とかちゃうか.数学は微積なら5割はまぁ取れると思う.線形代数がびみょい.いける問題ならいけるしいけない問題やったら多分無理.時間が足りひんなー.足りひんねやったらもっとうまいこと割り振らななー.

勉強の質も前に比べて落ちてる気がする.前はもっと頭に入った気がするわ.うーん原因なんやろ.わかんねー.

 

問題を議論する際,喋る速度に比例して思考の速度も速くなっているように感じる.ゆっくり喋れば喋るほど論理の組立が遅く,脆弱になっている気がする.もちろん他の要因はあるに決まっているが.自分は最近これの違いによる論理的思考能力の差を強く感じた.ゆっくり喋ると相手の反応が気になるからだろうか?自分の感じたそのままをアウトプットするには速く喋る方が向いているのかもしれない.個人的には,ゆっくり喋ると頭が真っ白になるというか,思考能力が下がった,気がした.

論理が必要なところではなるべく早口にしよう.それ以外の場所ではゆっくりを心掛けたい.

絵画や音楽,映像作品などの芸術において見る,作品に触れることによって得られるものは,受け手側の感受性や分解能に依存する.芸術とは,曖昧な,言語化が難しい表現であることが多いように思う.自分は感想を言う際の感じたことの言語化についてよい印象を持っていない.抽象的なものに触れるときに,言語化することによって逆に見方が狭くなってしまうのではないか.もやもやしたまま描かれたものは,もやもやのまま理解すべきなのではないか(もやもやのままの理解は難しいと思うが).

作品を見たときに,受け手は作者の主張したいことを考える.それが自分に対する主張でなくとも,彼彼女らはなにが言いたくてこれを作ったのか.なぜその媒体を選んだのか.ある種,作者とのコミュニケーションであるように思う.作者の言いたいことが作品であるとして,それに対する受け手は,何を返すのか.それが感想である.ここで,受け手の言語化能力が発揮される.言語に限ったことではないので表現力と言い換えてもいいが.先ほど書いた,もやもやのままの理解は,どちらかというともやもやのままの表現といえるかもしれない.

自分の感じたことを表現する能力が語彙力であるとすれば,作者の言いたいことをくみ取る能力が分解能である.この分解能をあげるには自分でも作品を作ってみるのが手っ取り早いように思う.作っている人間の思考をトレースしやすい.思考のトレースによって,作者が何を考えて作ったかを考えやすくなり,言語を通さない対話をすることができる.普段の言語でのコミュニケーションより,解像度の高い「会話」ができるのである.

曖昧なことの言語化は難しい.イマイチまとまりがないが多少の言語化ができた気がする.気が向いたら追記.

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ヘッドホンの周波数特性を調べていたら見つけた記事.なるほど非常に面白い.例えフラットな周波数特性の音をスピーカーが出力していたとしても,マイク,つまり人間の耳にはフラットに入力されていない.フリーフィールドカーブと呼ばれる周波数特性で聞こえている.考えてみたらそれはそうという感じであるが.カーブでは,耳の周波数特性は3kHzあたりが最も感度が高い.人間の声が聞き取りやすい周波数特性となっているという.てっきりこういうのは耳から来た音を脳が勝手にわかりやすく変換しているものと思っていたが,外耳道の方で調整しているとは.視覚の方では網膜によって逆に見えている景色を脳が調整している.情報の変換効率の問題だろうか.生命活動は非常に複雑で面白い.話は戻るが,このカーブは無響室で正面から聞いたものにすぎず,実際にこれに即して調整を行うと,違和感が生じるらしい.よって様々な反響を考慮したディフューズフィールドと呼ばれる補正がいる.ヘッドホンはこれに即した周波数特性にすればよりフラットに感じることが可能になる.また,実際にはレコーディング部屋の音もフラットにでていないことが多々あるため,この補正をしたカーブに合わせても違和感が生じることがあるようだ.

ここで疑問に思ったことがある.ヘッドホンがこのような周波数特性にしなければならない理屈は理解した.しかし,スピーカーの音はフラットであることが理想とされているため,自分の耳に入る瞬間(外耳道の手前)では,空気の伝搬特性による減衰および反響による変化が起こるが,概ねフラットな音となっているのではないだろうか.対してヘッドホンは,耳に入る瞬間(外耳道の手前)からフラットでない特性となっている.うーん音の直進性の問題だろうか.ヘッドホンは外耳道でほとんど減衰しないとか?高周波なんかは直進性が低いからスピーカーで聞くと減衰しちゃうのかなぁ.正直ここは想像でしかない.音響工学の授業取りたいなぁ.うちのとこにはないけど.

とまぁ色々関心はしたので調べてみた.が,人間の普段出す声はそもそも1kHzも超えてないように見える(参考:https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_10748545_po_ART0008955081.pdf?contentNo=1&alternativeNo=).甲高い声がよく聞き取りやすいことがグラフからはわかるが,なぜこのように進化したのだろうか.日常であまり聞くことがなく,なおかつ声帯がだせる限界の音とか?

それと,フリーフィールドカーブってどこ由来の研究だろう.ネットでぱっと調べても個人ブログしかヒットしない.うーん割と納得できたのでちゃんとしたソースを確認したいところ.日本語で後ろに論文ってつけて検索するだけだとでてこず....と思ってたらそれっぽいの発見.https://www.jstage.jst.go.jp/article/jasj/64/1/64_KJ00004806477/_pdf/-char/ja これの3ページ目の図3.B&K社製HATSのD−HRTFと呼ばれるダミーヘッドで測定した結果だそう.ディフーズフィールドの補正をかけたほうに似ている.情報源が見つけられて一安心である.ヘッドホンの周波数特性ではなくダミーヘッドの方で検索すべきだったかな.

この記事の最後にのってるこのヘッドホンめっちゃいいな.昔の近未来感がたまらない.

大学院にいけない場合を考えなければならない.受かるかもしれない感覚が自分にある.根拠はない.他大に落ちて現在の大学の院にいくことは充分にありうる.そうした場合に航空宇宙にはかかわれるのだろうか.受かるだろうという漠然とした感覚に頼っている場合か?

過去問をやってもろくに点数をとれないくせに

英語の勉強もろくにしていないくせに

本気を出してないんじゃなくて,出せないんだろう